アラ・ハバキの「道の奥」廻り

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zoom RSS 出羽へ、陸奥への峠越え

<<   作成日時 : 2017/05/19 08:41   >>

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雄物川をさかのぼり、大曲(大仙市)から六郷(美郷町)をすぎて金沢(かねざわ)へくると、平安朝末期の「後三年の役」関連の史跡が目だってきて、道の駅「せんなん」では騎馬武者のキャラクター「雁太郎」が出迎えてくれる。

 それらの史跡は後まわしにして国道13号横手BPから国道107で山内(さんない)地域にはいると、文字どおり山がちかくなて、あちらこちらにぶどう園が目立ってきた。さらに道の駅さんない「ウッデイらんど」までくると、山はだいぶ深い。



黒沢地内から国道107を右折して筏(いかだ)地区へ小さな峠越えをする。下るとそこは横手川に沿った沢が意外と広い地域をつくっていて、ここを「秀衡街道」とよばれた旧い道が東西にはしっていたことを納得させられる。もちろんクルマでいけない場所は峠つづきで厳しかっただろうが。

南郷温泉というちいさな温泉をすぎるとまもなく、筏隊山(ばったいさん)神社はある。古道のかたわらに「中尊寺ハス」を植えたあたらしい池があって、そのいわれも記してあった。

ここもまた「菅江真澄の道」で説明板がたてられていた。きれいに整備された参道の石段は周りの杉木立にまけないように上にむかい、さらにいくつもの曲がりもあった。
神社から横手川の対岸を渡ったさきに名木「筏の大杉」があり、そこは比叡山神社の境内でもあった。大杉は二又にわかれた文字どおりの巨木で推定1000年をこえる樹齢だという。800年まえでも200歳になっていたのか!


国道107にもどり、ほっとゆだ駅で休憩。
足休めに駅前をそぞろあるいて、錦秋湖にそそぐ鬼ケ瀬川をのぞくとけっこう下にある。快晴の空の下、湖水の色も深みがあった。

 ほっとゆだ駅まえから湯川温泉までは近く、道も整備されている。温泉旅館がならぶところよりやや手前に「秀衡街道」の湯川口があり、標柱もたっていた。が、冬季間は通行止めのせいかまだ通行可にはなっていなかった。ここはクルマでも歩ける区間だったので残念だったが、ここにも中尊寺ハスの池があることに気づいてやや満足。

 国道107にもどり、そこから錦秋湖をこえて鷲之巣への道にはいる。
 鷲之巣集会所をすぎて「金山跡入口」に軽自あり、さらに鷲之巣口にも軽自が駐車していた。いずれも山菜採りなのだろう。「鷲之巣金山と秀衡街道」という西和賀町のたてた説明板がまだあたらしい。
奥からくる車に追いたてられるように道をもどり、国道107を横手市街までクルマをはしらせた。


<秀衡街道案内板>
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<筏地内の秀衡街道と鳥居とハス池と>
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<筏隊山神社と中尊寺ハスの説明板>
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<秀衡街道湯川口>
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<鷲之巣金山跡>
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 国道13号を湯沢市てまえから十文字、そして増田へとつづく道を行く。増田町は「蔵の町」のまちで、連休後の平日なのにちらほらと観光客の歩くすがたがみえる。

 仏壇の川連でコンビニにより、うどんの稲庭でうどん本店まえをとおって小安峡温泉から花山峠へむかった。高度が上がる。まだ国道のわきには雪が近く、岩手県一関市の須川温泉へ分岐するみちは通行止めだった。花山峠を越え、湯浜峠で一休みして山々をみわたすと深い沢が足元にみえた。湯浜温泉ははるか下方にある。

 寒湯番所跡と温湯山荘がならぶところへでてほっと一息をいれる。
 寒湯と温湯はどちらも「ぬるゆ」と読み、さらにややこしいことに、温湯山荘は花山温泉といって新しいもので、古くからある温湯温泉は旧道にはいったすこし離れた場所にある。


 花山湖から岩ヶ沢を経由して鳴子へ出、ここから右折して鬼首(おにこうべ)から鬼首道路のいくつかのトンネルをぬけ秋田県の秋の宮温泉へこえた。

 宮城県側の鬼首地内には前九年の役の古戦場「鬼切部城跡」と「若神子原」があり、すこし高度をあげたところに「鬼首道路」の案内看板が錆をまして立っていた。旧道を越えたかったが、そんな勇気はなかった。


<花山峠への道>
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<湯浜峠ジオパーク案内板>
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<鬼首峠へ>
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<鬼首道路案内板>
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 すこし古い本だが、「もう一つの日本史」(高橋富雄著)に

南北に長い日本である。(略)雪国ということを、北的・北型ということの決定要因と考える。

という文章があった。

 およそ800年まえ、その雪国のさらに厳寒の季節に出羽国から陸奥国に越えた一団があった。
 平泉藤原氏滅亡の直後に鎌倉からの奥羽復活を目指し、多賀国府へむかったという。

 いったい、どの経路で行ったものかよくわかっていない。


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